歩道の“自転車レーン”は歩行者がいなくても「徐行」!

2014年10月30日公開版
時間:0分30秒

歩道に自転車レーンのような表示があっても、そこはただの(自転車通行可の)歩道に過ぎない。
歩行者がいなくても必ず徐行しよう。

解説

自転車レーンのような表示について

近年、歩道に、あたかも自転車レーンような表示が設けられるケースが増えてきている。
しかし、その大半は、道路交通法上の自転車通行部分である「自転車道」「普通自転車専用通行帯」「普通自転車通行指定部分」のいずれにも該当しない、いわゆる法定外表示である。

法定外表示は、道路交通法上、何の効力もないため、歩道に自転車レーンのような表示があっても、単なる歩道と同様、歩行者の有無に関わらず、次の義務を守らなければならない。

  • 歩道の中央から車道寄りの部分を通行すること。
  • 徐行すること。
  • 歩行者の通行を妨げることとなるときは、一時停止すること。

「普通自転車通行指定部分」の道路標示

上に掲げた道路交通法上の自転車通行部分のうち、歩道に設置され得るのは、「普通自転車通行指定部分」である。
この設置については、次の道路標示により行うこととされている。
img"https://elaws.e-gov.go.jp/search/html/335M50004002003_20181214_430M60000802005/pict/S35F03102010003-307.jpg",""
上記と異なる表示は、例え似ていても法定外表示に過ぎず、そこはただの歩道にすぎないので、歩道の通行方法守らなければ道路交通法違反となる。よく注意しよう。

関連法令

道路交通法

(普通自転車の歩道通行)
第63条の4
2 前項の場合において、普通自転車は、当該歩道の中央から車道寄りの部分(道路標識等により普通自転車が通行すべき部分として指定された部分(以下この項において「普通自転車通行指定部分」という。)があるときは、当該普通自転車通行指定部分)を徐行しなければならず、また、普通自転車の進行が歩行者の通行を妨げることとなるときは、一時停止しなければならない。ただし、普通自転車通行指定部分については、当該普通自転車通行指定部分を通行し、又は通行しようとする歩行者がないときは、歩道の状況に応じた安全な速度と方法で進行することができる。